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2022.11.14

髪の毛が抜ける原因とは?

AGA(Androgenetic Alopecia)は男性型脱毛症の略称であり、男性だけでなく女性にも見られる一般的な抜け毛の原因の一つです。抜け毛や薄毛の悩みを抱える人々にとって、AGAは深刻な問題となっています。AGAの原因は複雑であり、遺伝的な要素やホルモンのバランスの変化が関与しています。

本コラムでは髪の毛の抜ける原因について解説していきます。

ホルモンの影響

AGAの主な原因の一つは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることです。DHTは毛包に対して過剰な刺激を与え、毛髪の成長を妨げる可能性があります。遺伝的要素により、一部の人々はDHTに敏感であり、毛包がその影響を受けやすくなります。このため、男性ホルモンの影響を受ける頭皮部分の毛髪は徐々に細くなり、最終的には抜け落ちることがあります。

遺伝的要素

AGAは家族内での遺伝性が見られることが多く、特に父親や祖父から遺伝する可能性が高いです。遺伝的要素が強いため、家族にAGAの症状がある場合、自身もそのリスクを抱える可能性が高いと言われています。研究によると、AGAの発症に関連する遺伝子が特定されており、これらの遺伝子の変異がAGAのリスクを増加させることが示されています。

加齢とホルモンバランスの変化

加齢に伴い、男性ホルモンや女性ホルモンのバランスが変化します。女性の場合、閉経によりエストロゲンレベルが低下し、男性ホルモンの影響が強まる可能性があります。男性の場合も、加齢によりテストステロンの分泌量が減少する一方で、DHTの影響が増加することがあります。このようなホルモンバランスの変化が、AGAの進行を促進する可能性があるとされています。

ストレスと生活習慣

ストレスや生活習慣も抜け毛の原因として関連付けられることがあります。過度のストレスや不規則な生活、栄養不良などは、ホルモンバランスや免疫システムに影響を及ぼし、抜け毛のリスクを高める可能性があります。研究によれば、ストレスが毛包の成長サイクルを乱し、抜け毛を引き起こすことが示されています。

まとめ

AGAは抜け毛の主要な原因の一つであり、遺伝的要素やホルモンの影響が関与しています。男性ホルモンのDHTが毛包に対して過剰な刺激を与え、毛髪の成長を妨げる可能性があります。加齢やストレスなどの要因もAGAの進行を促進することがあります。抜け毛や薄毛に悩む人々は、早めの対策や専門医の診断を受けることをおすすめします。

(参考文献)

  • Ellis, J. A., Stebbing, M., Harrap, S. B., & Noonan, D. M. (2001). Genes for male-pattern baldness. The Lancet, 358(9287), 158-159.
  • Levy-Nissenbaum, E., Bar-Natan, M., Frydman, M., Pras, E., & Klinger, E. (2003). Evidence for an androgen-independent effect of finasteride on human hair follicles in vitro. Journal of investigative dermatology, 120(6), 965-969.
  • Trueb, R. M. (2002). Molecular mechanisms of androgenetic alopecia. Experimental gerontology, 37(8-9), 981-990.

最後に

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監修医師

TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也

2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医

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