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2023.02.20

【AGA治療について】フィナステリド服用中の献血について

AGAの代表的な治療薬であるフィナステリドという薬は、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑え、脱毛を抑制する効果があることが知られていますが、この薬を服用する際には、特に献血に関して注意しなければならない点があります。

本記事ではフィナステリド服用時の献血について解説していきます。

フィナステリドとは?

AGA治療における最も一般的な治療薬であるフィナステリドはAGAの原因となる男性ホルモンの悪玉化を抑制し、AGAの進行を予防する効果があります。 AGAは男性ホルモンの「テストステロン」と還元酵素の「5αリダクターゼ」が結合した「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛根に作用することで進行しますが、フィナステリドには酵素の「5αリダクターゼ」の働きを抑制する効果があるため、結果としてAGAの原因ホルモンであるDHTの生成を抑えることができるのです。

フィナステリド服用中の献血はNG

フィナステリド服用中の献血はNGとなっております。フィナステリドが血液中に含まれていると、特定の献血者に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため服用停止後、1か月間は献血をしないようにしてください。

フィナステリド服用中の献血が禁止の理由

フィナステリドは男性ホルモンに働きかける薬のため、女性の服用が禁忌となっております。妊娠中の女性が服用したり、触れたりすると男性ホルモンに作用し胎児へ悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため、血液にフィナステリドが溶け込んでいる可能性のある人は献血が禁止となっています

実際、2013年に報告された事例では、高齢の女性が基礎疾患と加齢によるホルモンの変化により、微量のフィナステリドを含む輸血を受け、前立腺肥大を発症しました。このことから、この薬の成分が体内からなくなるまでは献血を控えてください。

最後に

本記事では、フィナステリド服用時の献血についてご紹介しました。フィナステリド服用中は献血がNGということを覚えていただき、誤って献血をしないようにご注意ください。ご不安やご不明点などがあればお気軽にお問合せください。

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監修医師

TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也

2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医

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