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2022.09.8

ジヒドロテストステロン(DHT)とは?

薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行性の症状であり、原因を理解した上で正しい治療が必要となります。

AGAにお悩みの方は、「ジヒドロテストステロン」または「DHT」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、DHTとは何かわからない方もいらっしゃるかもしれません。本記事ではジヒドロテストステロンとAGAとの関係について解説します。

1 ジヒドロテストステロン(DHT)とは?

ジヒドロテストステロン(DHT)は、テストステロンから5αリダクターゼという酵素によって生成される、悪玉ホルモンの一種です。男性型脱毛症や、前立腺肥大症など、他の疾患との関連性が指摘されています。

2 ジヒドロテストステロン(DHT)のAGAへの影響

ジヒドロテストステロン(DHT)が体内で増加すると、頭皮の特定の部分、特にこめかみの生え際や頭頂部の毛髪の成長が減少する可能性があります。これは、高レベルのジヒドロテストステロンが、これらの部位の毛包の受容体と結合することで、これらの毛を弱らせ、つまり、時間とともに細く、短くなり、最終的には完全に抜け落ちてしまう可能性があります。

3 ジヒドロテストステロン(DHT)の体への影響

過剰なジヒドロテストステロン(DHT)は、抜け毛の増加、薄毛、頭皮の減少、頭や顔のハゲなどの脱毛以外の問題を引き起こす可能性があります。頭皮の炎症や脂漏性皮膚炎などの既往症がある場合、過剰なジヒドロテストステロン(DHT)が症状を悪化させ、炎症やかゆみをさらに悪化させる可能性があります。

4 高濃度ジヒドロテストステロン(DHT)の治療法

幸いなことに、高レベルのジヒドロテストステロン(DHT)を減少させるのに役立つ治療法があります。最も代表的な治療薬は、フィナステリドと呼ばれる薬で、5αリダクターゼの作用を阻害し、体内のジヒドロテストステロン(DHT)の濃度を下げるのに役立ちます。ミノキシジルなどの他の治療法も、患部の新しい髪の成長を刺激するために使用することができます。それぞれの治療がどのように作用するのかみていきましょう。

①フィナステリド

フィナステリドは、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する役割を担う、5αリダクターゼII型という酵素を阻害することで効果を発揮する内服薬です。この酵素を阻害することで、フィナステリドは体内のジヒドロテストステロン(DHT)の量を減らし、AGAによる毛包への影響を軽減することができるのです。フィナステリドは抜け毛を完全に止めることはできませんが、既存の毛髪の薄さを遅らせたり、それ以上の薄さを止めることができます。

②ミノキシジル

ミノキシジルは、毛根への血流を増加させ、新しい成長を促進させる働きをします。血流が増加することで毛母細胞が活性化し、髪の毛の発毛や発育を促進することができます。主に外用薬、内服薬があり、内服薬の方がより高い効果を発揮すると言われています。

5 まとめ

ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性型脱毛症(AGA)を理解する上で重要な役割を担っています。このホルモンが体内で増えすぎると、頭皮の特定の部分の毛が細くなって、薄毛になることがあります。フィナステリドを服用することでジヒドロテストステロン(DHT)の濃度を下げることができ、ミノキシジルを服用することで髪の発育を助けることができます。薄毛にお悩みの方は医師に相談して、自分に合った治療法を探してみてください。

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