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2022.11.17

生え際の産毛とAGA、薄毛の関係について

薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行性の症状であり、原因を理解した上で正しい治療が必要となります。

生え際に産毛が多いと将来AGAになるのでは、最近生え際に産毛が増えたなど、生え際の産毛と薄毛の関係について気にされている方もいらっしゃるかもしれません。本記事では生え際の産毛とAGAの関係についてご説明します。

生え際の産毛と薄毛の関係

まず前提として生まれつき生え際に産毛が多いこととAGAになるかどうかには直接的な関係はありません。そのうえで、生え際の産毛がAGAの兆候であるかどうかを判断するためには、以下の要素を考慮する必要があります。

  • 産毛の変化
    生え際の産毛が成人後も続いている場合、その毛髪が成長して太くなることが期待されます。しかし、AGAの進行により、産毛が成長せずに細いままであることがあります。
  • 生え際の後退
    AGAによる脱毛は、生え際の後退が一つの特徴としています。生え際が徐々に後退し、産毛の存在が目立たなくなることがあります。
  • 家族歴
    AGAは遺伝的な要素が関与しており、家族にAGA患者がいる場合、生え際の産毛が残ることがAGAの兆候となる可能性が高まります。

これらの要素を総合的に考慮することで、生え際の産毛がAGAの兆候であるかどうかを判断することができます。成人して生え際に産毛が増えた場合は注意が必要です。

生え際の産毛がAGAの早期発見のサインになりうる

生え際の産毛がAGAの兆候として現れる場合、これは髪の成長が停滞していることを示唆しています。AGAは男性ホルモンが悪玉化することによって本来のヘアサイクルよりも早く毛が抜けてしまう症状です。髪の毛が成長しきらないまま細い毛が増えるため、生え際の産毛が残り健康な髪の成長が阻害されることがあります。

生え際の産毛の存在は、AGAの早期兆候である可能性があります。この段階で適切な対策を講じることで、薄毛の進行を遅らせたり、症状を改善させる可能性があります。

髪や頭皮のべたつきの原因

AGAが原因の場合、フィナステリドやミノキシジルなどの薬物療法が一般的に使用されます。フィナステリドは男性ホルモンの悪玉化を防ぎヘアサイクルを正常にする効果があり、ミノキシジルは血流を促進し、毛包の健康を改善することで髪の成長を刺激します。

AGA治療は早期に開始することで効果を得られやすいため、産毛の変化に気づき、いち早く適切な治療を開始することで抜け毛を減らしたり、薄毛の進行を止めたりすることができます。

最後に

本記事では生え際の産毛とAGAの関係についてご説明しました。生え際の産毛がAGAの兆候であるかどうかを判断するためには、産毛の変化、生え際が後退しているかなどの要素を考慮する必要があります。生え際の産毛の存在は、AGAの早期兆候である可能性があります。適切な医師の診断と治療法の選択により、薄毛の進行を遅らせたり、改善することができます。

AGAは早期に治療を開始することで効果が得られやすくなります。薄毛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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監修医師

TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也

2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医

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