2023.01.20
【AGA治療】AGA治療とレーザー脱毛を同時に実施することについて

薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行性の症状であり、原因を理解した上で正しい治療が必要となります。
AGA(男性型脱毛症)治療は薄毛や抜け毛の問題を改善するための治療であり、レーザー脱毛は過剰な体毛を除去するための施術です。これら二つの治療は逆の効果を持っていますが、AGA治療によって髪を生やし、ヒゲや足などの脱毛をする同時に実施するという方も少なくありません。本記事ではAGA治療とレーザー脱毛の関係や注意点についてご説明します。
AGA治療とレーザー脱毛を同時に実施することについて
レーザー脱毛は、レーザーによって発毛に関わっている毛母細胞やバルジ領域と呼ばれる部分に熱を加え、細胞の破壊を行っています。毛根を破壊することで、体毛の成長を抑制します。一方、AGA治療は薄毛や抜け毛の原因である男性ホルモンの影響を抑え、毛髪の成長を促進します。これらの治療を同時に行うことは特に問題ありません。ただし、注意が必要な場合があります。
AGA治療とレーザー脱毛を同時に実施する際の注意点
レーザー脱毛とAGA治療を同時に実施する際には、知っておくべき注意点があります
AGAの代表的な治療薬にフィナステリドとミノキシジルがあります。
AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑える薬であるフィナステリドとヒゲ脱毛とを併用した場合については特に問題ありません。
一方、ミノキシジルの服用とレーザー脱毛を併用する場合は注意が必要な点があります。ミノキシジルは服用することで血流を促し、毛母細胞を活性化させる働きがあり、この作用によって髪の毛を生やす手助けをしますが、同時にヒゲや胸などの体毛も濃くなる(多毛症)と呼ばれる症状が出ることがあります。そのため、レーザー脱毛をしてもなかなか効果が実感できないといったことが起こりえます。
レーザー脱毛は、毛母細胞をなくす「永久脱毛」になるので、一度破壊した細胞から毛は新しく生えてくることはありません。ミノキシジルを服用してもその部分から新しく毛が生えてくる可能性は低いです。
しかし、レーザー脱毛は黒い毛に反応するという性質を持つため産毛のような薄い毛には反応しづらく、脱毛ができないことがあります。この薄い毛がミノキシジル服用によって濃くなる可能性はあり、結果的に脱毛をしているのに毛が濃くなった、効果が実感できない、となる可能性があります。その場合はAGA治療で十分な効果を得てからレーザー脱毛を実施することで濃くなった毛も含めて脱毛することができるため効果的です。
ただし、AGAは進行性の脱毛症のため、レーザー脱毛が終わるまでの間、何もしないと症状が進行してしまいます。AGAは症状が出始めたら早期の治療が有効であるため、レーザー脱毛をする場合は予防薬であるフィナステリドを服用しながらレーザー脱毛をする、ということも検討してみてください。
最後に
本記事ではAGA治療とレーザー脱毛を同時することについてご説明しました。二つの治療・施術を同時に実施することは特に問題ありませんが、それぞれの効果を理解したうえで治療・施術を受けないと思った効果が得られない可能性があります。
前述のとおりAGAは進行性の脱毛症のため早期の治療が重要になります。薄毛が気になる方はお気軽にご連絡ください。
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監修医師
TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也
2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医