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2022.12.14

【AGA治療】AGA治療の効果出るタイミングについて

薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行性の症状であり、原因を理解した上で正しい治療が必要となります。

AGA治療ではAGAの原因に対処する適切な薬を使った治療が重要になります。AGAの代表的な治療薬にフィナステリドとミノキシジルがあります。どちらも正しく服用することでAGAの進行を抑え、薄毛を改善することが期待できます。では服用することですぐに効果が出るのかというとそうではありません。本記事ではAGA治療を始めて効果が出るタイミングについて解説します。

AGAは進行性の男性型脱毛症

まずはじめにAGAについてご説明します。AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性脱毛症」と訳されます(「Androgen = 男性ホルモン」「Alopecia = 脱毛症」という意味)。

AGAは男性に最も多く見られる脱毛症で、額の生え際や頭頂部の髪の毛が細く短くなり、少しずつ髪の毛が薄くなっていくのが特徴です。

AGAの原因

AGAは男性ホルモンの「テストステロン」と酵素の「II型5αリダクターゼ」が結合した「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛根に作用することで進行します。

通常のヘアサイクル(毛周期)は大きく「成長期」「退行期」「休止期」に分かれ、「成長期」において髪の毛は最も活発に育まれます。通常は約1000〜2000日かけてヘアサイクルが1周しますが、AGAの発症でヘアサイクルが乱れると髪の毛の「成長期」が最短100日程度と極端に短縮されてしまうのです。

AGAの詳しいメカニズムは以下の通りです。

① 「テストステロン」と酵素の「II型5αリダクターゼ」が結合

② 「ジヒドロテストステロン(DHT)」が発生

③ 男性ホルモンレセプターが「DHT」をキャッチ

④ 脱毛因子「TGF-β」が増加

⑤ 「TGF-β」が毛乳頭細胞に退行期移行へのシグナルを発信

また、AGAは進行性であることが知られており、一度発症してしまうと自然に治ることは決してありません。そのため、薄毛が気になり出した場合は、なるべく早く専門医を受診し、治療を始めることが大切となります。

AGA治療の代表的な治療薬フィナステリド、ミノキシジル

AGAの治療にはフィナステリドやミノキシジルなどの薬が使用されます。フィナステリドは、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制し、ミノキシジルは毛髪を育てる成長因子の働きを促進する作用があります。両方の薬は、AGA治療において有効な薬剤として知られています

治療の効果は約3~6か月後にあらわれる

フィナステリド、ミノキシジルは服用後すぐに効果がすぐにあらわれるわけではありません。

フィナステリド、ミノキシジルの効果が現れるまでの期間については、個人差がありますが、一般的には3か月から6か月程度とされています。またフィナステリド、ミノキシジルを使用してから最初の数か月間は、髪の毛が抜ける量が増加することがあります。これは初期脱毛と呼ばれるものでAGAによって乱れたヘアサイクルを正常に戻す過程で一時的に抜け毛が増える現象です。初期脱毛は服用開始後1か月~3か月の間起こることが多く、その期間を過ぎると抜け毛の量が減少し、髪の毛が徐々に太くなっていくことが期待できます。

初期脱毛についてはこちらの記事も参考にしてください

上記のようにフィナステリド、ミノキシジルの効果があらわれるのは個人差があり、服用してから時間が掛かること、また徐々に効果が実感できるようになるためなかなか効果を実感できない方もいらっしゃるかもしれません。しかし効果を感じられないからといって服用を止めてしまうとAGAは再度進行します。ご不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが半年~1年間は治療を継続されることを推奨します。

最後に

フィナステリド、ミノキシジルは服用後すぐに効果があらわれるわけではなく、個人差があり3~6か月程度かかる場合が多いです。根気も必要になりますが治療を継続していってください。NOFATEではチャットでのサポートも行っております。何かご不安な点などあればお気軽にご連絡ください。

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監修医師

TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也

2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医

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