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2023.02.20

【AGA治療について】妊活中のAGA治療について

AG薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、その中で主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。

AGAは進行性の症状で治療は長期にわたることが多く、その間に妊活を検討する方もいるかもしれません。妊活中のAGA治療には注意が必要な点があります。

本記事では妊活中のAGA治療について解説していきます。

フィナステリドと妊活について

AGA治療における最も一般的な治療薬であるフィナステリドはAGAの原因となる男性ホルモンの悪玉化を抑制し、AGAの進行を予防する効果があります。 AGAは男性ホルモンの「テストステロン」と還元酵素の「5αリダクターゼ」が結合した「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛根に作用することで進行しますが、フィナステリドには酵素の「5αリダクターゼ」の働きを抑制する効果があるため、結果としてAGAの原因ホルモンであるDHTの生成を抑えることができるのです。

フィナステリドは上記のように男性ホルモンに関与するため女性の服用が禁忌となっております、また、皮膚を通じて体内へ取り込まれる可能性があるため、妊娠中の女性が触れることも禁忌となっております。(近親者に妊娠中の女性がいる場合は保管場所にも注意してください)

フィナステリドが精液に溶け出す成分は投与量の0. 00076%と非常に少なく、精液の成分に影響を与えることはないと言われています。しかし、妊活中のフィナステリド服用が胎児に影響を及ぼす可能性を完全にゼロにすることはできないため、NOFATE提携クリニックでは患者さまの健康、安全を最優先し妊活中のフィナステリド服用を中止することを推奨しております。妊活の1か月前から服用を中止してください

ミノキシジルと妊活について

ミノキシジルは生殖機能に影響を及ぼす副作用は無いため、妊活中での悪影響は基本的には無いと考えて問題ありません。したがって妊活中にもミノキシジルを服用することが可能です。(妊娠中、授乳中の女性の服用は禁忌となっております)

最後に

本記事では、AGA治療と妊活についてご紹介しました。妊活の際はフィナステリド服用は中止していただき、妊娠中の女性が触れたりしないように保管にも注意してください。ご不安やご不明点などがあればお気軽にお問合せください。

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監修医師

TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也

2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医

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