2022.12.19
ビタミンB群が髪に与える効果とビタミンBを多く含む食材について

薄毛は男性の深刻な悩みの一つで、薄毛に悩む方は全国に約1,200万人もいると言われています。薄毛にはいくつかの原因が考えられますが、主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。AGAは進行性の症状であり、原因を理解した上で正しい治療が必要となります。
また治療に加えて、髪の毛の健康的な成長を維持するためには様々な栄養素が必要です。その中でも、ビタミンB群は、髪の毛に欠かせない栄養素のひとつです。本記事では、ビタミンBが髪の毛に与える効果と、ビタミンBを多く含む食材について解説します。
ビタミンB群が髪に与える効果
ビタミンB群には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などが含まれています。これらのビタミンB群は、髪の毛にさまざまな効果をもたらします。
ビタミンB1は炭水化物や脂質の代謝に関与しており、エネルギーを作り出すことを促進します。そのため、ビタミンB1が不足すると、髪の毛の成長に影響を与えることがあります。また、ビタミンB2は過剰の皮脂の分泌を防ぎ、髪の毛の健康維持に関わるとともに、頭皮の健康維持にも役立ちます。ビタミンB6はタンパク質合成や赤血球形成に関与しており、髪の毛の成長を促進する効果があります。また、ビタミンB12は赤血球の生成に関与しており、髪の毛の健康維持にも重要な役割を果たします。
ビタミンB群を多く含む食材
次に、ビタミンBを多く含む食材について紹介します。
- ビタミンB1が多く含まれる食材
豚肉、レバー、玄米、穀類、豆類、ナッツ類など
- ビタミンB2が多く含まれる食材
レバー、牛乳、卵、チーズ、アーモンドなど
- ビタミンB6が多く含まれる食材
豚肉、鶏肉、牛肉、イカ、バナナ、アボカド、トマト、ナッツ類など
- ビタミンB12が多く含まれる食材
レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、牡蠣、貝類、卵、牛乳、チーズなど
また、ナイアシンやパントテン酸などもビタミンB群に含まれる栄養素であり、これらを多く含む食材としては、鶏肉、豚肉、魚介類、穀類、ナッツ類、牛乳、卵、アボカド、バナナなどが挙げられます。
最後に
ビタミンB群は、髪の毛の成長や健康に欠かせない栄養素のひとつです。特に、ビタミンB1、B2、B6、B12などは、髪の毛の成長や健康維持に重要な役割を果たします。ビタミンBを多く含む食材としては、豚肉、レバー、牛肉、鶏肉、イカ、バナナ、アボカド、トマト、穀類、ナッツ類、牛乳、卵などが挙げられます。これらの食材をバランスよく摂取することで、髪の毛の健康維持に役立てましょう。
AGA、薄毛にはバランスの良い栄養摂取に加えて、原因に対処する適切な治療が必要になります。薄毛に悩んでいる方はまずはお気軽にご相談ください。
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監修医師
TOSHIYA ISHIYAMA
石山 敏也
2014年順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務。19年より、新島診療所村医に就任。20年スキンシアクリニック副院長に就任。日本内科学会認定医産業医
参考文献
ビタミンB群の健康効果と摂取量の目安(厚生労働省)
ビタミンB群の機能と食品における含有量(日本食品標準成分表)
ビタミンB群がもたらす効果と必要摂取量(国立健康・栄養研究所)