2022.01.30

NOFATE代表 水野和樹 -創業への想い- 「コンプレックスの解消は、人生を好転させる力がある」

NOFATE代表 水野 和樹

水野 和樹(みずの かずき)| 1989年愛知生まれ。2013年ソフトバンクに入社。法人直販営業、東海支社に配属。その後、新設された新規事業開発に異動。2021年にソフトバンクを退職し、Nofate株式会社を設立。25歳よりAGAを発症した経験からNOFATEをローンチ。

NOFATEではじめての記事は、代表水野の創業への想い。自らの原体験から立ち上げた「NOFATE」について、創業した背景、想いを書いてもらいました。

髪の毛が薄くなるのって恐怖でしかないんですよね

25歳当時、私は絶望の淵に立っていました。

生え際に以前まで生えていた髪の毛が消え、明らかにおでこが広がり始めていたんです。真っすぐだったおでこのラインは明確なM字になり、それまで前髪を上げるヘアスタイルをしていましたが、薄毛がバレるので全くできなくなりました、、、。

父や祖父をみて、将来は薄毛になるとは覚悟していましたが、「まさか20代で薄くなり始めるなんて」と、当時は絶望しかなかったですね。友人と遊ぶことも、恋愛や結婚もできなくなるんじゃないかって。

人に絶対バレたくない

CMや広告でみる育毛剤やシャンプー、鍼治療を色々チャレンジしてみても、効果はいまいち、薄毛は進行していくばかり。

薄くなる生え際と比例して、僕の行動は「負」でまみれてました。友達との旅行は行かなくなる。海水浴はもってのほか。ゴルフは最後にお風呂があるからと全て断り、東京に異動しても美容師は変えられないと毎月愛知まで通ったり、、、。

「最近なんかノリ悪いね」「ゴルフやんないの?仕事に繋がるのに」、色々と言われましたが、色んな理由作って断りました。流石に薄毛なので行きたくないなんで言えないですからね。

ちなみに「別にハゲてなくない?」とおっしゃって頂けることも多いですが、実はゴリゴリにハゲてるんですよ。ほら笑

実はこれでも治療のおかげで進行は緩やかにできていて、だからまだ隠せているんですよね。もし治療してなければ、もっと悪化していると思います。

すべての原点は自らが感じた「怒り」から

市販で買えるものだと効果を感じられず、27歳のときには焦燥感がピークに達し、勇気を出してAGAクリニックにいくことに決めました。

ネットで調べても広告ばかりで何がベストか分からず、「とりあえず大手なら安心でしょ」と思い大手AGAクリニックへ。月々3千円代から始められるとホームページにあったので、「高くても月々1万円くらいかな?ようやく薄毛の悩みから解放される」という気持ちでいきました。

明るい女性カウンセラーさんに頭皮・毛根確認、AGAのひとしきりの説明を受け、いざ料金説明に。そしたら、提示された価格表をみて驚愕したんです。

一番安い1カ月コースで15万円。しかもカウンセラーからは「水野さんの場合、発毛しっかりされたいとのことなので、1年プラン(約100万円)はやって頂きたいです」と強く勧められたのです。

私も、「ホームページ見たときに月々3,900円~と書いてあったので、そんなに高いと思ってませんでした。。。流石に100万円も無理です。」と言いましたが、そこからはひたすら押し問答。

過剰な営業行為に私も辟易し、契約せずに帰りました。帰りの道中にやり取りを振り返ると、人のコンプレックスに付け込んで高額契約を迫ろうという姿勢に強い憤りを感じました。

この経験が起業に繋がった原体験であることは言うまでもありません。

顧客にとってもっといいものが提供できるはず

怒りと同時に、なぜこんなやり方がまかり通っているのか?とすごく気になり、実際に都内主要なクリニックを50院ほどまわりました。

流石に上記のような不誠実な対応をされるクリニックは少数でしたが、ホームページと実際の提供価格の乖離は多数のクリニックで散見され、業界の商習慣として強く根付いているのだなと感じました。

一方、クリニックの立場に立ってみると、新規参入しやすい分野で競争は年々激化し、また医療機関であるがゆえに販管費も多くかかるため、そうぜざるを得ない気持ちも理解できました。

しかしながら「コンプレックスに悩む人が搾取され続ける世界はあってはならない」と思う気持ちは変わりませんでした。

またcovid-19による法規制緩和によって、今や医療業界におけるDXも加速し、オンライン診療全盛の時代。かれこれ治療に100万円以上使ってきたからこそ感じた課題を解決し、顧客目線でベストな環境を整えられるかもしれないと強く感じ、創業に至りました。

NOFATEはどこを目指すのか?

NOFATEは単にAGAを手軽に安く治療できるというところに留まるつもりはありません。

医学的根拠のある「治療」をベースとしたメンズヘルスケアブランドを展開していきたいと考えています。

こう思うように至った背景としては、ある大学生にインタビューさせてもらったことがきっかけです。

ある大学生とは、高校生のときから薄毛が進行し、大学生のころには生え際から頭頂部にかけてかなり薄毛が進行してしまったのですが、1年間の投薬治療を経て大幅に改善した方でした。

今でも彼から聞いたエピソードは忘れることができません。

「髪の毛が薄かった頃は、鏡を見ることすらできず、ひたすら人より劣っていると思っていました。その後、薄毛改善されたことでようやく人と同列になれたと安心しました。けれど同時に、鏡に映る自分を見てこう思ったんです。髪型ダサい、服装ダサい。髭こんなに濃かったっけ?とにかくイケてなさすぎる!と」

「そこからは、美容院に行ったり、服を買ったり、脱毛したり、自分を変えてみようと頑張りました!まず外見から変わったわけですけど、不思議と自信が持てるようになってきて、今ではインターンにもチャレンジしたり、まさかの恋愛もできるようになりました!笑」

こんな話、普通に聞いたら胡散臭い広告などでよく目にする内容ですが、実際に目の前に座る人が本音でしゃべってたんですよね。そんな話を聞いていると、私の心が大きく揺さぶられる感覚がありました。

AGA治療って単なるコンプレックス解消云々ではなく、人の人生が大きく好転する可能性があると。

またAGAのみならず、スキンケア、脱毛など、AGAと同様の業界課題をもつジャンルは他にも存在し、それらをトータルに価値提供できたらどれだけ貢献できるだろうと。

NOFATEは、トータルメンズヘルスケアを通じて、いつも健康的で、いつも若々しくて、かっこよくいられる世界を提供できるよう、これからも努めて参ります。

代表取締役 水野和樹

MEDIA一覧へもどる